Thursday 31 May 2007

新たなスタート

この間の日曜日、AlanとDavidを含め、5人でフットボール(ただしオーストラリア流)を見に行った。
キャンベラの南サイドにあるManuka ovalというところで開かれる
決勝戦みたいなもので、年に3回しかない出来事の一回だったようで、
ファンにとっては待ちに待った日だったらしい。
AlanとDavid以外はルールを全く知らなくて、
Alanはどの選手がエラい選手かとかから細かなルールまで
説明してくれた。
しかし私にとっては、複雑すぎて、そんな顔をしていたら、
Davidが哲学とどっちが複雑?とからかってきた。
Alanは新聞をもって選手をチェックしながらオペラグラスをもって静かにしかし熱中して見ているのに対し、
(私たちは競技場の席の間にある階段に座っていたのだけれど)
Davidは階段にのびーっと体を倒しながら非常にリラックスして
誰かになんかいいながら見ていた。
少年の頃の二人がなんか想像できてしまった。
それでいて、成熟という言葉の意味にここでも出会った気がするような人たちだ。
雲一つない日で、かんかんに日が照る中、ビールをのみながら
本当にリラックスした雰囲気で観戦して、
周りに素敵な人がいて、私はすっごくすっごく幸せだった。
Alanが試合が終わったあと、楽しかった?と聞いてきたので、
ホンットに楽しかったよ!大好きになったよ!といったら、
すっごく喜んで、聞いてよ!アヤコが...とDavidに報告しにいっていた。
あのスーパー早口のDavidも私に話すときは、
すこしペースを緩めたり、簡単な言葉を選んでくれている。
春の日差しのような、芯の芯の方からの優しさを、すごく感じる。
こういう人たちのそばに居たから私の心の中からも優しさと勇気が引き出されてくる感じがした。
宝物のような一日だった。

そしてほんとに、このときくらいからどんどん自分の気持ちが変わってきた。
積極的な気持ちになってきて、
ふと今日気がついたら、
あたしANUが、というか今自分が居させてもらえる環境を愛し始めているかも!と思った。
ただ格闘は続く。

昨日、生物学科の方であるtalkにJohnが誘ってくれて、何人かで聞きにいった。
(多分、蜂のスリニバセンもこのdepartmentのどこかにいるはず。)
カンブリア爆発に関係している要因についてミトコンドリアがどうのこうのという話。
それで、生物学科の人たちにまじってランチをとったけれども、
雰囲気がphilosopherたちのあつまりと全然違う。
生物の人の方がなんとなく、がっつりと勢いがあって、
philosopherの方がなんとなく、かわいくて控えめな感じがする。
なんとなく、カフェで、philosopherはoutsideの席に座って太陽を大事にする感じ(笑
生物の人たちにも会えてまた、感覚がかわった。
だけどどちらにしても、こちらの、なんか、活気の良さと言うか、自由な感じ、それはほんとうに感動的。

今週から火曜日には、consciousnessのreading groupもはじまった。
今週は、horgan, tienson & graham's paper "consciousness and intentionality" .
私にとってははじめてとっつきやすく、どんどんどんどん面白くなってきた。
(私は知らなかったのだけど、philosopherにも、consciousnessとかmindに関しては興味を持たない人がいて、びっくりした。考えてみれば当たり前なのに。)
頑張る気力が湧いてきた。
と思ったらあっという間に2週間が過ぎてて、
あっという間と思える事が嬉しかった。
今日、ホテルからアパートに移る。
名残惜しかったけど、部屋に別れを告げて今大学へやってきた。
はじめての一人暮らしが始まります。

1 comment:

Anonymous said...

絢ちゃんが昔留学生が来たときに、浅草とか上野とかに遊びにつれてってあげていたことを思い出したよ。
同じ温度の人たちに出会えてよかったね。
絢子ママと一緒に応援していまーす☆