わたしもとまどってばかりいられない。
キャンベラはbush capitalとよばれているらしい。
同い年でアイルランド出身、DavidのAdministratorのバイトをしているMaireが教えてくれた。
Maireは鼻ピアスで見た目ファンキーだけど、話し方や表情、なにをとってもやわらかく、
なんというか繊細だけど、かっこいい女の子だ。
彼女は、パートナーと21歳の時日本にきて中学かなんかで英語を教えて3年暮らし、
オーストラリアにきて3年の学生なんだそうだ。
私を心配して、お茶に誘ってくれた。
論文が大変でキャーーだよ!!みたいな感じで、元気をくれる。
とにかく彼女、素敵。
どうも、ANUのこのキャンパスには、早朝カンガルーが普通にぴょんぴょんしてるらしい。
どうも、どうも、自信なさげになっちゃって、いつもの態度のでかさをだせないでいる。
明るい元気な人の周りには、人が自然とあつまってくるわけで、
すなわち、おどおどしてることが一番よくないわけだけど、
どうもそうなりがちだ。
ここはカンガルーみたいに、なにげなく、気にせずぴょんぴょんするのを心がけよう。
芯が変わらなければ、鈍感に振る舞ったっていいはずだ。
どうも、empiricalなことに興味がある人はそんなにいないかもしれない、と思って
引いてしまう。
tea timeでとなりになった教授とお話をして、哲学の人の意見を聞きたい、と勇気を出して、
自分の実験の話をしたら、途中であきられてしまった。
英語の事もあるだろうけど、ショックだった。
でも、私は私で、哲学のトークにでても、何も発言ができていない。というか全く理解できない。
データもなければハンドアウトもない。
ヒュームがどうのリーズニングがどうの、と永遠と言語だけの世界。
ああ、私はどっぷりと小さな小さな世界で暮らしていたということか、と呆然とした。
私の今までの一切が役に立たない。
ここにいる人たちの事を愛したい。この土地を愛したい。
いいところをたくさんみつけて、
私は私で、こつこつこつこつ一個ずつクリアしていくしかない。
愛しい気持ちと悔しい気持ちをマックスにできたら、きっとなにかできる!
柳川さんが、私の出発前、
考えても見たまえ、僕たちが、途方に暮れていなかった事なんかあるか、というメイルをくれていて、
私は呆然として悲しくなった時、そうだそうだ、と心を奮い立たせてる。
みんなの言葉の一つ一つが薬となり。
今日は日曜日だから、美術館や、植物園にいって、今大学にやってきた。
Andy Warholのelectric chairをみて、衝撃を受けた。
POP Artのコーナーに、エルビスプレスリーと一緒に並んでる。
さあ、がんばれ!
Sunday, 20 May 2007
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2 comments:
道端にカンガルーがいるなんて最高じゃん!
脳科学での体験を振り返ると、そもそも、
その分野でなにが問題なのかを直感的に感じられるようになることが
一番時間がかかることだよね。がんば!!
やながわしゃん
そうだよね。
最初脳科学もなにがなんだかわかんなかったもんな。
赤ちゃんみたいに一生懸命わたわたしてみます!
ありがとう!
やながわさんはどうしてるの?元気なの?
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