Friday 18 May 2007

オーストラリアからこんにちは。

みなさんこんにちは。
お元気ですか?

こちらの生活が始まりました。
一日目、キャンベラについてすぐ、ホテルにチェックインをして、大学に向かいました。
頂いたofficeは、coomb buildingという建物の中にあって、
これが非常に複雑な建物で、でも、そのおかげか、そこに居る人たちがみんな親切で、
迷ってる人がいたら、目的地まで一緒に来て助けてくれます。
Davidも秘書さんもいなくて途方に暮れていたら、確率が専門のHajek教授が話しかけてくれて、
どっからきたの?日本?見て!僕この間いったんだ、ほら写真。ってな感じでお話をしました。
Hajekとは近いうちに議論しにいきたいなと思っています。
秘書さんのDi(ダイ)はすごく優しくて、あったかくて、お母さんのようです。
困った事はない?疲れた顔してるよ、ほんとうに大丈夫?とかいうので、
思わずうるっとしたら、
風邪引いたら大変。ティッシュね、ティッシュおっきいのもってきてあげるからまってて。
と大きな箱のティッシュまでわざわざ買ってきてくれました。
こちらでは、未だ良く解らないのだけど、
stationaryは例えばいきなり、いる?ノート。ペンは?他には?あ、ポストイットも必要ね、って感じで、
ぽんぽんぽんっと頂きました。
他の人も、あれがないこれがない、とDiにいって、もらっています。
いろいろなことが日本とは違いそうです。

そうそう、Davidはひとなつっこいすごい笑顔で迎えてくれました。
Davidはものすごくかわいくて、変なカラフルな靴下をはいていて、
アボリジニーのもようのTシャツと黒のジャケットを常に着ています。
「僕は、試着する洋服は嫌いなの。買うのはぜーんぶ試着がいらないやつ。ジーンズだけはね、仕方ないから、
前に試着して買ったやつといつも同じやつを買うの。」
とかなんとかいってました。
退屈な話だと、素直に眠くなってしまうようです。それでも一生懸命にチェアをしたりしています。
この人の振る舞いを見ていると
ものすごい人だなあと思います。
socialな場面での振る舞いなど、見てると、きてよかった、って思います。
うまく言えないけれど、とても繊細で、だけど柔軟で、
大きな分裂のある、というか、そういう人です。
どうやって、この人が、この優しさを獲得していったんだろう。

それはさておき、
初日に、Davidが二人で話す時間を取ってくれました。
自分が今までやってきた事、
オープンエンドな学習について、創造性について、
創造性と意識の関係について
自分が思っている事を話して、
いくつか本を紹介してもらって、
それで様子をみることにしました。
科学が苦戦している問題について、哲学がどんなアプローチをしているのかということを
これから探っていけたらな、と思っています。

でもなによりも、英語の問題がやはり一番の鍵です。
同じofficeにいるOlleもほかの学生さんたちも
みんな本当に優しくしてくれるけど、
みんなと同じには全然できません。
ネイティブのsocialなpartyのなかで、ただただ呆然としてしまうけど、
心に留めておこうと思うことは、
なにか話しかけたり、議論をふったりするのをためらうな、ということです。

こっちは本当にsocialな集まりがたくさんあります。
まず、10:30と15:30に毎日みんなでカフェに集まってお茶をする習慣があるようです。
それから、たくさんのtalkやreading groupが毎日開催されます。
reading groupも日本とは全然違って、
ある本に興味のある人たちがどこのdepartmentからも自由に集まって、
発表者は一応いるのだけど、発表はしなくて、
この本のこの章についてなんか疑問があった人は居るか?というかたちで
いきなり議論が始まります。
いつも同じメンバーということはなくて、
常に知らない人と出会います。教授も学生もありません。
私のようなvisitorもたくさん居るようです。
だから、何々研、という感じもないです。
philosophy of ethicsとか、of lawとか、とにかく色んな人たちが、
同じゼミに出ていて、そのあとみんなで飲んで、入れ替わり立ち替わり隣の人と話し、
研究室というものがあるのかないのか未だに解りません。
非常に、”個”という世界に居る気がします。

めげてないで、一個でも何か得る、それ以外に生きる道がなさそうです。

まだ、私がどんな事に興味をもってるのかということをちゃんと伝えられていません。

まだ3日目ですが、既に、2日目から化粧するのをやめました。

2 comments:

Anonymous said...

やふ。
唐突にして初めてのコメントになりますが。

ブログを見てすごくドキドキして興奮しました。
もし自分が同じ環境に飛び込んだら…と思うと心臓が苦しいです。

ワタシが初めてオーストラリアに行ったときAyakoさんと一緒だったからなんだかすごく自分もソコにいることをリアルに想像できるんだ。

きっと英語いくら勉強しても
そこに行って余裕で不安を押しのけられるレベルなんかにはならないのかな、と思うと
どーしたらいいんだろう!
って、思わず白旗を揚げてしまいそうです。

でも、負けませんよ、ね?
がんばりましょう!

Ayako Onzo said...

やほ。ありがとう、tamaちゃん。
元気ですか?どうしてますか?

うん、思わず白旗揚げてしまいそうです。
ホテルまで暗くなってから
1時間くらいかけて歩いて帰るのだけど、その途中で、
うるっとする事が多いです。
いつも様子をうかがうように、縮こまりがちで、
笑顔を作るのがやっとだったりします。
tamaちゃんといったときのように、
自然で、態度でかくいられなくて、
一人ってこんな風になっちゃうんだ、ってびっくりしてます。
だけど、あの時の思い出が、
私がオーストラリア行きを決心する決め手だったので、
たくさん思い出して元気出してます。
負けません。
tamaちゃん、がんばりましょう!
ありがとねーーー!