Sunday 30 September 2018

はじめての本

河出書房新社から、私のはじめての単著を出して頂くことになりました。
もしもお読み頂けたら、また、ご感想いただけたら、幸いです。
現在発売予定はアマゾンでは10月26日となっていますが、
10月中旬ころになりそうです。

























河出書房新社の高木れい子さんには、手取り足取りご指導頂き、
この本の方向性自体を見出して頂きました。
校正を担当して下さった方、イラストレーター、デザイナーの方、
形にして下さった河出書房新社に心より、御礼申し上げます。
ありがとうございます。

またこんな風に形にしていただけるなんて思ってもみない、
もっと、もっと前の段階で、
何度も原稿を読んでくれた友人達に感謝します。
とくに石川哲朗さんには、一部、事実確認を一緒にしてもらったり、
細かな文章の指導までいただきました。
ありがとう。

約三年前、自分に降ってきた現実に対して、
「どうしたらいいんだろう」「いったいなんなんだろう」
と気持ちのやり場がなく書き始めたものでしたが、
(もちろん、今だって同じ気持ちはもっているものの)
最後には、書いている一秒一秒が、楽しく、愛しい、
そんな風になっていました。

認知症と診断された方、認知症かもしれないと不安を持っている方、
またご家族の方、
そして、認知症とは関係なく、「私が私であるってどういうことなのだろう」
と思っている全ての方と、
お話ししたい気持ちです。
楽しく読んで頂けると、とても、とても、嬉しいです。

母の行く道は、私の行く道でもあると思っています。

恩蔵絢子拝

河出書房新社のホームページ

アマゾン

Sunday 23 September 2018

そんなこともしらなかった、と思うこと。

昔、海外を旅行するときなどに、
英語が話せなかったり、
その場の常識を知らなかったりして、
恥ずかしくて縮こまっていた。(いまでもだけれども。)
なにもしないように、目立たないようにしていたし、
なにかやるにしても
この行動、合っているかな?という風に考えていた。
だけど。
ある場所に、自分が適応できるか否か、
受け入れてもらえるかどうか、
と考えるのではなく、
自分の意思であれ、たまたまであれ、
ある場所に行ってしまった以上は、
そこに自分がいてしまうのだから、
自分もその場所の構成員である、
と思うようになったらとても楽になった。(相変わらず引っ込み思案だけれども。)
誰が内部者で、誰が外部者で、というのではなくて、
その場にその瞬間いる、ということで、
一人一人が「その場」を支える責任者なのだ、と思うようになった。