Wednesday 27 March 2013

桜のもっとも美しい日に


3月22日、ゼミの日、たまたま桜がとっても綺麗だったので、
いつもゼミをやるビルの前の広場で、
極めて親しい人達と、
一本ずつ、缶酎ハイを飲むことになった。
特別な話もせずに、
静かに静かに時間が流れて、
青空に、薄いピンクの花びらがきゅっと、しているのを見上げていたら、
自分の内側で何かがしゅわしゅわといった。

そうだ、わたし、2011年3月11日は、このビルで地震にあって、
やっぱりコンビニで、一本ずつビールを買って、ここで、仲間と飲んだんだ。
その時は頭が完全に興奮していて、落ち着こうと思ってここに出てきたんだけど、
そしたら、火球(かきゅう)まで見ちゃって、あれ、火球だよね、はじめてみたよ、って、
とても落ち着くどころじゃなかったっけ。

へらいくんが、小学校の時、自分が太っていることに気がつかなかった話をした。
保健室に呼び出されてショックだった、
一緒に呼び出された仲間が太っていることには、ずっと気付いていたんだけど、
自分がまさか太っているなんて、思っても見なかった、とかいうんで、
とても幸せな気持ちになった。

うえだくんが、小学校の時、女の子と手をつなぐときに、
なんちゃらだったとかいっていた。


なんとなく、普通のことがまぶしかった。
何でもないいつもが、いつも通り表面静かに、しゅわしゅわしゅわしゅわ音を立ててた。

自分のサイズが、小さく小さくなっていくような、桜マジック。


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