Sunday, 28 September 2008

不可侵の形

人前で話す、
例えば、今お仕事をさせていただいている会社での研究発表など
例えば、何か、意見を求められるというような経験で、
勇気を出して話し始めれば、
あれ、なんだか、遠い。
頭の中を必死で探索して、正解に近いものを、と、出力すると、
あら、遠い。

知識というものが、言葉にしてみると、
なぜだか、で、なんなんでしょうね、という姿に変身してしまう時、
はあ、これは、私の血となり肉となった何かではないのだなあ、と
話しながら証明される。
結局何を話しても、等身大の自分があらわれてしまうものだなあ、と思う。
だったら、はじめから嘘をつかぬが肝要。

こんな小さなエピソード、だけど私にとっては大きな転機。
本当に信じてる方向へ話をするから、
いいですか?
そう思いつつ話すけど、
話した後いつも、
恥ずかしいのはなんで。
だけど、恥ずかしいというときには、その前から覚悟が決まってるに決まってる。

矛盾を抱え込むから、心の中でひずみを解消しようとする動き。
私の心の中の信仰において、
ご神体の形は、さなぎのように、
中で溶けて、新たな姿に変身する。
外からみればまっしろい繭。
絶対不可侵の形。

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