Wednesday, 30 December 2009

年末日帰り箱根旅

知り合いの人に紹介してもらった日帰り温泉に友人と行ってきた。
昔の木造の建物のすてきな場所で、冷たい空気もまた清らかで、
まるで小さな教会の中にいるようで、
湯に浸かりながら話していると、なんだかとっても素直な気持ちになっていった。
言語というものが、いつになく私にとって大切になっている感じがして、
また、それが愛から発せられるように、なりたいんだなあ、と思った。
そしてそれに関しては極めて誠実でいたいなあ、と思った。


温泉を出るとまだまだ時間があったので、
ずっといってみたかった箱根神社(九頭龍神社)を目指した。
芦ノ湖の畔に赤い鳥居が立っていた。
湖から、山の中の社まで、真っ直ぐ貫く階段があり、
風がびゅうびゅう吹いて、湖の波も荒く立っていて、
名前の通り、そこに住む龍が、一気に上まで風と共に駆け上がってもおかしくない気配がした。





まだ青空に出ていた白い月が、ぴかぴか輝くのを見るまで、
友人が準備よくもってきてくれていたほっかいろをお腹に張って、
風の中耐えていた私たちは、
小田原に出て、炉端焼きごはんであったまり、
とっても優しい気持ちになったのだった。


みなさま、ほんとうにほんとうに一年、ありがとうございました。

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