昔、兄に
「おまえは平安時代だったら美人だったな」と言われたことがある。
小野小町の絵を見たときの衝撃ったらなかった。
どうしてみんな目が細いのだろう、こんなにも今と昔は違うものかなと思ってた。
柳田国男の「妹の力」を読む。
「結局は大きくも小さくも出来る目を、・・・
本来の形状はなんとあろうとも、力めて之を丸くする機会を避け、
始終伏目がちに、頬とすれすれに物を見るようにして居る風が流行すれば、
誰しも百人一首の女歌人のごとく、今にも倒れさうな格好を保たしめて、
その目を糸に描かねばならなかったのである。」
(柳田圀男全集11 筑摩書房)
写真に目を広げて写るが如く。
桜がどこかで香った。
Monday, 23 February 2009
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