Glenn GouldのGoldbergがやたらぴったりくる。
最終審査が終わったときとは違って、今日は
ピアノの音に混じってGouldが歌っちゃってる声のほうへ心が向く。
この人、多分孤独でたまらなかった。
生のコンサートの一回性に対して疑問を感じて、
recordingが多くなったというけれど、
Glenn Gould、その人、という感じが失われずにこんなにも伝わってくるということは
やっぱり、普遍性というのとuniquenessが矛盾しない関係にあることがよくわかるよ。
誰だったか、universalというのとgeneralというのは違うのだ、といっていたなあ。
自分が背負ってるものを捨てたりするのはやだな。
自分の手を汚さないで、
人のせいにしていて、
既にある規範で動いたって
真理に到達なんかするわけないんだ。
正しい正しくないは、既にある規範のことだから、
それで動いたって新しいのが生み出されるはずがないのは自明だし、
だったら、もう生まれ持っちゃった私のこの体と頭の制限を持って、
十分に試してみるしかない訳だし。
間違ってるも何もないよなあ。
むしろ、この制限こそが、私しかもってないものであるわけだし。
こんな風にうたっちゃうGould君の魂に殉じようと思います。
多分、変な人がすごく優しいのは、
どうしようもなさをしっているからだとおもう。
Tuesday 27 February 2007
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