今日は修士の人のポスター発表会と専攻の卒業パーティがあった。
そのパーティの場で博士論文の審査をしてくださった先生が
にこにこしながら”君は本当にこの先哲学をやるの?”とお声をかけてくださった。
”君は最初からそういう傾向があったような感じだったしな。”
”僕は、思うのだけど、茂木研にいる学生さんは、
なんというか「科学」に満足してない人が多いのではないかって。
科学を根底から変えたいというような。”
ー”うーん、でも、
やはり「科学」のところできっちりなさってる方からみると
危うくみえるということなのかもしれません。”
”まあでも、僕は人類で、君は超人類かもしれないし、
だから僕が同意しようと同意しなかろうと、
遠慮しないでやりたいことをやりたいといえばいい。”
ー(超人!!なんだかニーチェみたいだ)
”だけどそう言う限りは、それをちゃんと作り上げないと。
でも君にいっておかなくちゃ、と思うのは、
そういうことをやるひとは、悪いカルトとかにはまらないように気をつけないと。”
そして、大久保さんの研究が、
自分にとって切実なことをやりたいっていってはじめたもの、という話が出たら、
”そうだよな、僕だって、エントロピーにこだわるのは、
僕自身が曖昧なことが大嫌いだからなんだ!!”
ー”ああ!そういわれてみると、まさにそういう感じですね!”
なんだか、月が後ろで笑っている気がする。
4年ぶりくらいに、学校の研究室に夜9時を過ぎるまでいてしまった。
みんながいて、それぞれのことをやっているようで、がやがやしゃべってて、
どこか遠くの、遥かに大きなことに見守られながら、かけがえのない一瞬がすぎていくような気持ちがした。
Tuesday, 20 February 2007
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