私は人生の中でニーチェに出会えなければ、悲しかった。
彼に出会って私は、本当の友達というのは、時間的にも空間的にも離れた場所にいるのかもしれない、
と思うようになった。
その考えは、私にとっては大切な生き方になった。
観光シーズン直前ということで、あと一週間たたないと、
ニーチェが夏の間滞在し、ツァラトゥストラの2部を書きあげたという
ニーチェハウスの中はみることはできなかった。
けれども、この家の前まで行き、この緑と白のどこか孤独な、憂鬱の、でもとてもかわいらしい家をじっくり眺めた後、
玄関の前に立って、振り向いたときの景色に、驚愕した。
ごつごつとした切り立った険しさ。
ツァラトゥストラの山。
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