フェルメール展を見に行ってきた。
「マルタとマリアの家のキリスト」を見て、
なんだかキリストの表情を見ていたら驚いた。
知った人の余裕なんかまるでなく。
泣いているようかのような、
傷ついているかのような。
青白く、人生のなかでまるで一個しか言葉を言ってはいけないかのような、
そんな顔。
ルカ福音書10章38−42
さてみなが旅行を続けるうち、イエスがある村に入られると、マルタという女が家にお迎えした。
マルタにはマリヤという姉妹があった。マリヤは主の足下に座ってお話を聞いていた。
するといろいろなご馳走の準備にてんてこ舞いをしていたマルタは、すすみ寄って言った、
「主よ、姉妹がわたしだけにご馳走のことをさせているのを、黙ってご覧になっているのですか。
手伝うように言いつけてください。」
主が答えられた、
「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことに気を配り、心をつかっているが、無くてならないものはただ一つである。
マリヤは善い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」
(岩波文庫 新約聖書 福音書より抜粋)
Monday, 27 October 2008
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