Monday, 13 October 2008

神と官能

うまく言語化できない不安で
体内がいがいがしていて。


顔学会の待ち時間に、三四郎池でしばらくぼーっとしていたら、
おじさんが一人、大変うやうやしく鯉にえさをやっていて
どうしても、おじさんが、視線に入ってしまうのが、
なんだかとてもうっとうしくかんじて、
でも
目の前におっきなクモがでっかい巣をつくっていて、
すべてを蜘蛛の巣を通してみていたら、
妙に鯉の動きがなまなましくみえてきた。
はっと気づくと池の表面にたくさんの小さな黒い亀が浮かんでいた。
無意識の底から黒い泡がふつふつ浮かんできたように。

猫が建物の脇から出てきたときも、
なんだか、やけに獣のにおいが一斉に香ったような、なまめかしい姿にうつり
なんか少し心がすっとした。

人生は、
まだ見ぬ、
そして恐ろしく現実的な、
そして官能的な、
神様の真実と共に。

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