Thursday, 7 May 2020

感情のお弁当箱

あるときから「感情のお弁当箱」を考えるようになった。
今の自分の人生の主食となっている感情は何か。
母が認知症になって、毎日どうしても引き受けざるを得ない悲しみ。
それが、お弁当箱の中を半分占めてる白いご飯である。
それはどうしても避けられず、毎日の中に入ってくるのだとしたら、
それをどうしたら楽しく食べられるか。
梅干しを載せて、空豆が入っていたら嬉しいし、味の濃いチーズハンバーグなんかも欲しい。
それが例えば、友達とのお酒や、習い始めたフラ(体を動かす喜び)であり、研究である。
栄養のバランスを考えて、お昼にあけるのが楽しみなお弁当にしようと考えるように、
人生の感情のバランスを考える。
お弁当箱の中に、ときには、さらに苦い物が入ってくることがあるけれど、
何があるとおいしく食べられるのか。
一つの感情に偏らないように、どんな感情があったら、人生が幸せになるかと考える。
質の違う感情を意識して、ちょっとしたおかずをどんどん人生に入れていくこと。
それが癖になった。



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