Thursday, 21 January 2010

頭のない土偶

昨日は、どこかで花が咲いているような匂いがしていた。

この間土偶展にいってきた。
紀元前15000年くらいまえから土偶は作られていて、
その初期の土偶は、頭がない女性の体だったらしい。
この展示に、初期の土偶で欠けたところなく飾られていた物があって、
それはとってもとっても小さかった。
手の中で優しく握られていそうな、土偶だった。
だんだん、握られていたからその形になったようにも見えてきた。
まさに、祈りの形。

その土偶に頭がなくって、感動した。
無限の愛の形。

特定の誰の代わりにもなる。
また、誰でもないものを大切に握りしめることでもある。

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