Sunday 15 November 2009

根付き

心が動いた原因とか、意味とかを考える、
そこには嘘が混じるけど、
心が動いたことは不動である。

油断も隙もなく、頭が偽り続けるから、
そしてそれがバレるのを恐れ始めるから、
そしてそれらは揺らぐから、
誰にも内緒の行為を二つ始めた。

見られることを前提としない行為。

一つは、
心動いた瞬間にシャッターを切ること:写真。


今日は一番身近で大切な場所を通ってお散歩をした。
家の近所の菅原神社。
学問の神様。菅原道真さんの神社。

この小さな神社で、小学生の時告白しようとしたけれども、
相手は来てくれなかった。





菅原道真さんは教科書にも出てくる人なので、昔は、神様には二つあるんだと思っていた。
元が人間であまりにも素晴らしいお方だったために死後祀られた方。
そして、
元々神様の方。

小林秀雄さんの講演「勾玉」で小林さんが言っていた。
ご自分のお持ちの勾玉のことを
「僕はこれは、天照あたりが首から提げていたと思っている。」
それで死ぬほど驚いた。
この人の「信じる」には、私がネックレスを首に付けるというような、あまりに日常の行為が現れることに。
天照が人間で彼のすぐそばにいるかのようだった。
私の「信じる」は、それまで、あまりに抽象的すぎた。だから揺らいだ。
全ての神様が人間であったことの意味を考えてみようと思った。

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