初日の出に見た太陽は、銀色をして、銀の剣を一面に放射しながら
まるで、衝突しに近づいてくるかのごとくだった。
一目で、目が眩み、
太陽の銀がしんしんと浸みて
その他のものは光をなくし、
真っ暗になっていった。
反射的に体ごとよけると
神女が祈りをささげにやってきたので、
そのままその場を去った。
おばあさんは、
自然な動きの中で膝を折り
自然な祈りを捧げ続けた。
3泊4日の沖縄滞在の中で、太陽の姿をみたのはその時だけであった。
本当の一瞬しかみられなかったけれど、
その一瞬は目を潰した。
神の姿は、
そのようなものであった。
太陽が顔を出すすぐその前には
海は白み、灰と水色と青と緑の
今までに見たことがない穏やかな、
今まで見た中で一番美しい色を見た。
真っ暗な森は緩やかに色付いた。
葉を通して注ぐ、太陽の光は
なんとも穏やかで、優しかった。
Friday, 2 January 2009
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