今上野の国立博物館で公開してる
ダヴィンチの受胎告知で私はなんだか、
こういうことを感じていたのかもしれないな、と思った。
でもまだよくわからないんだけど・・・
私にとっては、
天使の方がマリア様よりもずっと重みがあるように感じられた。
そう思ってみていると、ふと、マリア様の手元の旧約聖書に目がいった。
あれ。これから読むページが透明の紙の上に文字が書いてあるようになってる。
あれ。すでに読んだページは重厚感があって描かれてる。
なんか、このことが変に頭に残ってた。
数日たって、今お風呂に入りながら、ぼけーーーっとしてたらふと思った。
ああ、この時のダヴィンチにとっては仮想の方がリアルだったんじゃないかな、
生きてる人間の、すなわち自分の、不確かさを持ってたんじゃないかな。
私の、植物や、蝶々や、岩のほうが自分よりずっと確かに感じて、
この世のものと思えない痛みと祝福を感じた斎場ウタキでの体験みたいに、
死に希望を見た人なんじゃないかな。
(っていうか私、あの一瞬死に希望見てたんだ!?恐ろしいよ、斎場ウタキ...)
それは、死んだら楽とか早く死にたいとかいう意味じゃなくって、
むしろ生命力とよぶべきものじゃないかな。
ほんとうのリアリティを感じていた人なんじゃないかな。
それから、あの絵は、人間が死に出会った瞬間の絵なんじゃないかって。
そういう風に思ったら、google上でしかみたことないけど、
ブノワの聖母とか、モナリザとかがすごい怖い(畏怖の意味)気がしてきて。
私今まで、ダヴィンチってなんか、どうなんだろ、と警戒気味だったけど、
受胎告知は、上に書いた私が今感じてることが馬鹿らしくなるくらい
ただ、素晴らしかったです。すごいです。
Wednesday, 28 March 2007
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2 comments:
『モナリザ』の秘密
知ってた?左目と鼻筋の間の小さな膨らみ。
おそらくあれは医学的に眼瞼黄色腫なのでは!
高脂血症をあらわすものなのです。
裕福な食生活をしていたのかな?
う~ん、妄想は広がるばかり(笑)
絢さん、ブログ開通おめでとう。
必殺仕事人より
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