一月末、宮古島へ行ってきた。
朝、山の上、遠見台に登って、風の強い中ぼーっとしていた。
ススキのような、ふさふさとした草がビュービュー風に揺れていた。
私の体もビュービューと揺れ、
寒さで体が麻痺し始めて
私も草かも知れないなあ、という気になってきた頃、
厚い雲のなせる技で、
雲の一カ所にぽっかり穴が開いた瞬間、
太陽がそのまま、真下に写し取られた。
光のカーテンが降り、海にまあるい、輝く、日溜まりが出来ていた。
きらきらきらきら、あんまり綺麗だった。
すると、そのスポットライトがこちらの方へむいてきて、
一瞬だけ、その光に包まれて、
周りがまっしろになった。
ああ、あったかい、
こんなにあったかいんだなあ、と思った。
その後は、海の方で、ゆらゆらゆらゆら
そのまあるい日溜まりは、
小さくなったり、大きくなったり、
踊りながら、
最後は水平線のぎりぎりに、永細い、金色の島を作った。
そうか、地上の全ては、神の世界の写しかな。
ああ、私さえも、また。
うーんと、のびをして、振り向くと、
はるなちゃんが笑っていた。
どうも同時にしたらしい。
その後はすむばり食堂の、特別美味しい、ゴーヤーチャンプルー定食と、
食べ終わった後の、お店のお姉さんの、
「ゆっっっっくり、していって下さいね!」という優しい言葉に、
私たちは元気を取り戻していったのだった。
Monday, 15 February 2010
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