Sunday 10 June 2007

ある月夜

金曜日は恒例行事で学内のパブで飲んだあと、ピザを食べにいく。
その途中でなんだか歩道の段から足を踏み外し、転んでしまった。
気が動転して、すぐに大丈夫だよ!といってたったけど、
あれ?これは大丈夫ではないかも、と思った。
変な痛み。力が入らない。
なんだかKioloa合宿の時も、合宿所にあったピンポンゲームに熱中しすぎて、
思いっきりこけた。
その時ジーパンの膝に穴があいて、当然膝も穴があいた。
なんだか足下がおぼつかない。

とりあえずカールがゆっくり歩いてくれて、ピザやに到着した。
本当に意味が分からないけど、いつも生物学科の人や、医者や、色んな人と合流する。
カールが心配して、友達のお医者さん(いつも夫婦できてる)に足を見るように頼んでくれる。
ここが痛い?ここをこう押すと痛い?うーん、
そんなにシリアスじゃないとおもうけど、腱をちょっとやってるかもね。一日3回氷で冷やす、いい?
とのことだった。
カールによると彼はすっごく良いお医者さんらしい。
なんか、みょーーな雰囲気のある、千と千尋に出てきておかしくない感じの、ひょうきんさのある人だ。
ピザを食べながら、足が痛いなあ、でも2時間くらいかければ、歩いて帰れるかもしれない、
(タクシーはキャンベラは全然居ない。これ以上迷惑かけたくないから、誰かに呼んでもらうより、歩く方がいいかも。)
とかぼんやり思っていると、
いきなり知らない女の人が、
”ねえ、私が車で運転するからこのあと一緒に帰ろう?足のために本当にそうして?”
と話しかけてきてくれた。
彼女もカールの友達らしい。
”私はこの近くに住んでるから気にしなくていいの、あなたの家はどこ?本当に送るから。”
といって結局彼女に送ってもらうことになった。
彼女は途中薬局により、あなたはここにいて、私が買ってくるから!と
私のために、bandageからaspirinからそろえてくれ、
私の家に着いて、冷凍庫に例のパスタソースのはいったタッパ以外なにもはいっていないのをみて、
また買い物に行って冷凍枝豆を買ってきて、私の足を完全に手当てしてくれた。
彼女の名前はBobby。
メイルアドレスを教えてくれるように頼んだら、携帯の番号も書いてくれた。
”助けが必要かもしれない。助けてほしいときここに電話して。”
また必ずあう約束をして別れた。

私はどんなことをしてあげられるだろう、と思ってただただ目をつぶって眠った。

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