Thursday 6 October 2011

命拾い

昨日ノーベル化学賞の発表を生でみていた。
電話が繋がらず本人はまだ受賞したことを知らない中で、
受賞理由の説明として、
その仕事の素晴らしさが、その研究を本当に理解している人によって、
語られていった。

本人以外の、別の誰かが、その人の仕事を熱をもって語ること、
それを、「命拾い」というのだろうと最近思う。
だって気づかれないままに、それどころか迫害されたままに、
消えていってしまうことだって
あるのだから。

私の愛するもの達は、やがてしんでしまう。
マリーナがもし、死んでしまったら、
私は命拾いをしていきたい。
命拾いの仕事をしたい。

今は授業をする中で、
自分が教えてもらったもののなかで、
私の中にしっかりと息づいているもの、
それをみんなに伝えることくらいしかできないという気持ちもあって、
そんな風におもうようになったのかもしれないけれど、
だから私は、自分で何かを見つける努力をしていきたいと思うけど、
命拾いのお仕事をするんだという思い付きは
とても大切な思い付きであるきがした。

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